「うち、頼れる人が誰もいないんです」
産後、よく聞かれました。
「ご実家のサポートとか、あるんですか?」
そのたびに、心の中でつぶやくんです。
「……え?“サポート”ってどこの世界の話?」
私も夫も、実家が新幹線で数時間の距離。
祖父母召喚なんて、気軽にできません。
「ちょっと見てて〜」が言えない。
「ごはんお願い〜」も言えない。
「今日は限界だから泊まりに行く〜」もできない。
この孤立感、育児の難易度を跳ね上げてきます。
【現実】ワンオペのレベルが“修行”超えてる
想像してみてください。
- 発熱した子を抱えながら小児科の受付に並ぶ
- 歩きたがる2歳児を抱っこしながら、スーパーの袋を両手にぶら下げる
- 「もう無理」と泣いたあと、誰も助けに来ない家でまた泣く
これ、全部、日常です。
たぶん私は、
人生で一番レベルが上がってる時期にいる。
でも誰も称えてくれない。
スキルポイントも見えない。
ラスボス感はあるけど、ラスボスじゃなくて2歳児。
【事件】「帰省中の親戚に頼ってる」話に撃沈
児童館で知り合ったママ友が、こう言いました。
「今月は義母が来てくれてるから、めっちゃ助かる〜」
こんな話聞くたびに、なんかちょっと心が死にます。
一瞬で「自分だけ孤島にいる人」になった気分。
頼れる存在がいる人といない人では、
同じ育児でも“体感難易度”が3倍違う。
【本音】「親が近くにいたら…」と思った夜

娘が夜泣きで叫び続けた夜、
私はスマホ片手に検索しました。
「育児 実家 遠い 無理」
出てくるのは、
「実家依存はよくない」とか
「遠くても夫婦で協力を」みたいな正論ばかり。
……ちがう。
今は励ましじゃなくて、
「うちも!無理!」って共感がほしかっただけなのに!
【現実②】「夫に預ける」=難易度:神
夫にお願いできる日は、月に1〜2回。
- 着替えは何を着ていいかわからない
- ごはんを要求のままあげすぎる
- テレビをずっとつけっぱなし
なんかもう、ありがたいけど、
微妙にストレスが上乗せされる。
それでも頼るしかない。
だって、他に誰もいないからね。
【気づき】「いないならいないなりに、最強になった気がする」
最近気づきました。
誰にも頼れない生活を続けてきたからこそ、
- 2歳児を片手で抱えて、カレーを温める技
- 熱があっても洗濯を終わらせる根性
- 1人でトイレに行く尊さを噛み締める感性
全部、私のスキルです。
この状況で生きてるって、すでに尊敬されるべきレベルだと思いませんか?
今、孤育て中のあなたへ
「助けて」が言えない場所にいるあなた。
「もう限界」って叫んでも、
誰も来ない夜を何度も越えてきたあなた。
ほんとに、すごいよ。
私は知ってる。あなたの頑張りを。
だから今日は、洗濯をサボってもいい。
冷凍ごはんでもいい。
アニメ3本見せてもいい。
それだけ頑張ってるんだから、自分を許す資格、充分あるよ。
まとめ
- 実家が遠い=育児の難易度が爆上がり
- 頼れない苦しさは、日常を“孤島”にする
- でもそんな中で頑張るあなたは、間違いなく強い
今日もちゃんと生きてて、本当にえらい。
限界が来たら、この記事に戻ってきてください。
ここに、同じ気持ちの仲間がいますからね。