2歳児のイヤイヤ期に起きている“体の中”の変化とは?親が知ってラクになる脳と感情の話

こんにちは。むりこです。

今日も、お風呂に入りませんでした。

着替えを断固拒否する2歳児と、「うー」しか言えない0歳児の間で、私の前頭前野は毎日崩壊寸前です。

今回は、「イヤイヤ期の2歳児に、いったい何が起こってるのか?」について、脳科学とリアル育児経験を交えて解説します。


イヤイヤ期とは?

2歳前後の子どもに現れる、自己主張が爆発する時期。
「魔の2歳児」「第一次反抗期」とも呼ばれますが、実はこれ、脳と心がちゃんと成長してる証拠なんです。


イヤイヤ期、脳と体の中では何が起きてる?

感情のアクセル全開、ブレーキ未装備(前頭前野が未発達)

2歳児は、「怒り」「悲しみ」「喜び」などの感情を生み出す扁桃体がものすごく活発。

でも、それをコントロールする前頭前野(感情のブレーキ)は、まだぜんぜん発達していない状態。

つまり、、、

怒りが湧いたらそのまま爆発。
自分では止められない。

例えば、朝のパンが気に入らない時。

「ないないないない、いらないいらないいらないいらない」からの大泣き。

理屈なんて通じません。

「昨日と同じロールパンが欲しかっただけ」

それが叶わないと、パニックになるんです。


「わたし」が芽生えた!でも伝え方が未熟(自我の発達)

2歳になると、自我(=自分の意思)が急に芽生えてきます。

「これはやりたい」「これはイヤ!」という思いがハッキリしてくる。

でも、その思いを正しく伝える言葉や手段がまだない

だから、

  • 物を投げる
  • 床で寝そべって叫ぶ
  • ドアを全力で閉める

…など、表現がダイレクトすぎるんですね。

「やりたいのにできない」
「伝えたいのにうまく言えない」

そのストレスが“イヤイヤ”という形で出ているだけなんです。


シナプスが爆発!脳は超多忙(神経系の発達)

脳の中では「シナプス」と呼ばれる神経のつながりが、爆発的に増えている時期。

まさに脳の中が“大工事中”。

たくさんの情報が入りすぎて、パンクしやすくなっています。

お出かけ前に「靴下気に入らない」だけで、なきじゃくる。

「お茶じゃなくて水がよかった」だけで、地面に突っ伏し動かない。

それ、ぜんぶ脳が頑張ってる証拠なんです。


むりこ的解釈:「イヤイヤ期」は体内ビッグバン

イヤイヤ期の子どもは、
感情のアクセルだけがフルチューンされて、ブレーキが未装備。(こわ笑
自分を動かす気持ちが強くなったのに、体も言葉も追いついてない。

だから毎日、大混乱がおきちゃうんです。

それを一番近くで受け止めてるママ(=あなた)は、まさに戦士。

いや、ソルジャー。あ、戦士とソルジャーって同じか。とにかくすごい!


【まとめ】イヤイヤ期は、愛情をぶつけられる場所が“ある”証拠

2歳児のイヤイヤは、「大好きな人だからこそ、ぶつける甘え」です。

あなたが“受け止めてくれる人”だからこそ、感情を全部さらけ出してくる。

それって、実はすごいこと。

でも、こっちが限界になることもあるよね。

だからむりこは、こう思ってます。

「ハイ無理!今日はもう、イヤイヤ期に勝てませんでした!おわり!」

それでいい。

それで生き延びたら、それが今日の100点です。

また明日、がんばりましょう。

それでも大丈夫。きっと明日はなんとかなるさ!

おしまい。

この記事を書いた人

娘(2歳)と息子(0歳)の育児に奮闘している「むりこ」です。口癖は「ほんと無理」
唯一の特技?である徹底した情報収集を武器に、2歳児の限界育児を乗り切るヒントや逃げ道を発信していきます

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