話が通じない毎日に限界…2歳児と“会話”できる日は来るの?
「靴はこうね」「おやつはもう終わりだよ」「お風呂入ろうか」
──全部、スルー。無視。逆走。叫び。
言葉がぜんぶ、すり抜けていくような毎日。
「なんでこんなに通じないの?」「わざと聞いてないの?」
そう思えば思うほど、怒りと悲しみがこみ上げて、最後は私が爆発。
泣いてるのは子どもだけじゃない。こっちも泣きたいんですけど。
でも、あるとき思ったんです。
“通じる前提”で話してるから、しんどいんじゃないか?って。
【2歳児に話が通じない理由】それ、あなたのせいじゃないです
「どうしてうちの子だけ…?」と悩んでいるママへ。
それ、全然あなただけじゃありません。2歳児ってそもそも話が通じにくい生き物なんです。
・言葉の理解がまだ曖昧
- 2歳は語彙が一気に増え始める時期。でも「聞く」「理解する」「行動する」が一致しない。
- 大人の指示を処理する脳の力がまだ未完成。
・“イヤイヤ期”は「反抗」じゃなく「自己主張」
- イヤと言ってるのは「ママが嫌」ではなく「自分の意思を出したいだけ」。
- 言葉で対話する前に、“自分を持ち始めた証拠”でもある。
・言葉より“ノリ”と“空気”で動く時期
- 声かけの意味じゃなくて、テンション・表情・雰囲気のほうが伝わりやすい。
【気持ちがラクになる視点】「通じないのが普通」だと思ってみる

私が一番ラクになれたのは、
「通じるはず」と思わないことでした。
「なんでわかってくれないの?」とイライラするのは、
「わかってくれると思ってるから」なんですよね。
でも、「この子はまだ火星人。言葉が通じないのが初期設定」と思ってみたら…
あら不思議、ちょっと笑えてきたし、怒る回数が激減しました。
期待がゼロだと、伝わったときの嬉しさが倍増するんです。
【2歳児に伝わりやすくなる3つのコツ】ちょっと試してみてほしい工夫
① ジェスチャーと表情を大げさに!
- 言葉より“身ぶり・手ぶり”が圧倒的に伝わる。
- 「靴はこうね」より、靴を頭にのせて「これなーんだ!」の方が伝わることも(本当)。
② 擬音+リズムで“ノリ”に引き込む
- 「ごはーん」「トントントン♪」「ブーンでおふろ〜」など、遊び化するとすんなり動くことも。
- 2歳児は言葉より音楽で動く説、ある。
③ 通じなくても“会話風”に返す
- 「〇〇って言ってたのね〜」と通じたフリで会話を成立させてみる。
- そのうち本当に会話が通じるようになることも(あるある)。
【よくある疑問と回答】通じない2歳児、どう向き合えばいい?
Q. 2歳児に話が通じないのはいつまで?
A. 3歳頃から徐々に会話のキャッチボールができるようになります。
ただし波があり、「昨日は通じたのに今日は無理」もよくある話。
Q. 伝わらないのって私の話し方が悪いの?
A. いいえ。あなたの話し方ではなく、2歳児の脳がまだ未完成なだけ。
伝えようとする姿勢自体がもう立派すぎます。
Q. イライラしたらどうすればいい?
A. とりあえず深呼吸して、「今日は火星語しか通じない日」とつぶやいてみてください。
ちょっとだけ笑えるようになるかもしれません。
まとめ|“通じない前提”で、ラクしていい。あなたは十分やってる
2歳児との会話は、翻訳でも通訳でもなく、もはや芸術です。
伝わらないのが普通。通じたら奇跡。
そんな毎日を一生懸命やってるあなたは、本当にすごい。
「通じなくても、私は今日も話しかけた」
それだけで、もう100点満点です。